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自己破産は申し立てれば必ずしも免責許可決定を得られるわけではありません。 ですが、さまざまなケースにおいて弁護士のサポートのもと自己破産に成功した人は多くいます。 自己破産には経済的な更生を図る目的があります。ここでは、自己破産に成功し経済的な更生につなげた人の事例を紹介します。
以前は趣味にお金をうまく使えていたものの、仕事のストレスから趣味へ依存し、お金をつぎこむように。趣味のためにと美容費などの借り入れもおこない、借金を返すための借金に悩まされるようになりました。
【借入額 計540万円】 | 信販系金融5社 470万円 消費者系金融1社 70万円 |
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とくに目立った財産もないことから、同時廃止事件を目指して破産申し立てをします。生活の立て直しとともに反省文などの提出もし、無事免責許可決定を得られました。
営業職として長年勤めた企業を退職し、起業を考えていました。起業の準備に退職金を費やしましたが、最終的に起業を諦め再就職。再就職先の給与は以前の3分の1ほどになったものの、生活水準を下げることができずに借入を増やします。膨れ上がった債務に悩み、自己破産の選択をしました。
【借入額 計1300万円】 | 信販系金融7社 650万円 銀行 2社 650万円 |
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なかなか下げられずにいた生活水準は家計の見直しを図ることで改善し、破産申立費用も捻出。無事に免責許可決定を得ることができました。
約15年前に自宅を購入。当時は会社勤務で収入も安定しており、生活に困ることはありませんでした。その後会社を退職し、個人事業を開始。最初は順調だったため、高い賃料で事務所を借りたものの、事業がうまくいかなくなります。賃料やリース代が経営を圧迫し、個人で限度額まで借金をして事業につぎこんでも回復せず、借金だけが膨らみました。
【借入額 計1800万円】 | 住宅ローン残債 1社 1000万円 リース会社 2社 150万円 銀行 1社 500万円 信販系金融 3社 150万円 |
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住宅は任意売却したものの、住宅ローン債務が残っている状態でした。個人事業は廃業しましたが、借金が返せずに苦労していました。自己破産の申し立てをおこない、無事免責許可決定を得ました。
このように、借入額や借入先、借金の理由は人それぞれ。自己破産の成功事例にはさまざまなケースがあります。 「自分は自己破産できるだろうか?」と心配な人。また、「自己破産しかないのだろうか?」と疑問がある人も、まずは弁護士に相談してみることをおすすめします。
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